白髪染めを使っていて、大量に出したのはいいけど残りを捨てるのはもったいないから取っておきたいと思ったことってありませんか?
せっかく役に立つからこそ残りは次に使いまわして上手に使い切りたいところですが、取っておいた残りを使用しても大丈夫なのか気になるところでもあります。
種類によっては使い切った方がいいものもあるでしょうし、場合によっては白髪染めを出す量にも左右されるのでベストな使い方が知りたいところですよね。
そこで、出した白髪染めの残りを取っておくことは出来るのか、取っておけるなら日持ちするのかなどをご説明しましょう。
目次
使った際に残った白髪染めを取っておくことは出来る?
ふんだんに使うのは良いものの、残ってしまった白髪染めをそのまま処分してしまうのは何とももったいないでしょう。
どうせなら残りを次に使うまで取っておきたいところですが、実際に残りを取っておくことは出来るのでしょうか。
混ぜ合わせるタイプの白髪染めは取っておくことが出来ない
白髪染めの種類には1剤と2剤を混ぜ合わせて使うものがありますが、実はこのタイプの白髪染めは一度出したら残りを取っておくことは出来ません。
何故なら、1剤と2剤を混ぜ合わせた時の化学反応によって白髪を染める効果が発揮されるので、時間が経ってしまうと化学反応が徐々に薄れて次に使う時に髪を染める効果がなくなってしまうからです。
髪を染める効果がなくなってしまえば白髪染めとしての意味を為さなくなるので、残りを取っておくことはデメリットでしかありません。
したがって1剤と2剤を混ぜ合わせるタイプの白髪染めは完全に使い切りタイプということを覚えておきましょう。
ワンプッシュタイプはOK
ワンプッシュタイプの白髪染めの特徴は、予め1剤と2剤を混ぜ合わせた染料が容器に入っていることなので、空気に触れることなく使い続けることが出来ます。
必要な量だけプッシュして使うことが可能であり、残りは取っておけるので無理矢理使い切る必要はありません。
どうしても白髪染めの使い残しが出てしまう人におすすめ出来ますが、あまり長期間取っておくと容器の中の混合液の性質が変化する恐れがあるので、少なくとも半年以内に使い切るようにしましょう。
チューブタイプでもOK!なるべく早めに使い切ろう
ワンプッシュタイプと同じように既に1剤と2剤を混ぜ合わせているチューブタイプの白髪染めでも残りを取っておくことが出来ます。
必要な量だけ出して、後はしっかりとキャップを締めておけば残りを使い切らなくても取っておけるでしょう。
しかし、なるべく早く使い切ることには変わらず、2ヶ月から3ヶ月経つまでに使い切るのが理想的です。
なお、チューブタイプは開封してから日にちが経つにつれて染料が少しずつ変色する特徴があります。
変色すると髪や頭皮に与える影響や白髪染めの効率が悪くなるのではないかと思われるかもしれませんが、変色したからといって髪や頭皮に与える影響はありません。
早めに使い切るに越したことはありませんが、白髪染めの効率には影響されないのでよほど気にならない限りは心置きなく染められるでしょう。
もし取っておけない白髪染めを取っておくとどんなデメリットが発生する?
1剤と2剤を混ぜ合わせるタイプの白髪染めは次に取っておけないので使い切る必要があるとご説明しましたが、少しくらい大丈夫だろうと残りを取っておく人もいるかもしれません。
もしも無理に残りを取っておいた場合、どのようなデメリットが発生するのでしょうか。
容器が破裂する恐れがあるので危険!
まず、1剤と2剤を混ぜ合わせるタイプの白髪染めは時間が経つにつれて化学反応がなくなってしまう為、白髪染めとしての効力を発揮しなくなるというデメリットがありますが、それ以上に気を付けておきたいのは『容器の破裂』です。
2剤式の白髪染めは一度開封すると中に空気が入ってしまうので、そのまま残りを取っておくと密閉された内部でガスが発生し、いずれ破裂する危険性があります。
特にボトルタイプの白髪染めは分かっていながらもつい染料を残したままにするケースが多くある為、2剤式の白髪染めを使用する際にはくれぐれも残りを取っておかずに使い切ることを心がけましょう。
どうしても白髪染めが使い切れなかった場合は、染料を下水に流すのがベストです。
ここで注意したいのは、使い切れなかった容器をそのままゴミ箱に捨ててしまうことです。
ゴミ箱に捨てても中に染料が残っていることに変わりはないので、そのままでは容器が破裂する危険性があります。
したがって残った染料は下水に繋がるところで流すのがベストです。
また、染料は流す別の場所に付着すると取れなくなるので、水でしっかりと流しながら廃棄するようにしましょう。
その後、容器に記載されている処分方法に従って容器を廃棄するのが得策です。
場合によってはガス抜きをする必要性があるものもあるので、必要に応じて廃棄すれば問題ありません。
白髪染めを保存したいなら白髪染めシャンプーやトリートメントがおすすめ!
白髪を安心・安全に染める白髪染めといえば白髪染めシャンプーやトリートメントが挙げられます。
これらは髪や頭皮に刺激を与えるような成分が配合されておらず、髪の表面だけを染めるので染まるのに時間がかかる代わりに使うほど髪が発色するという特徴があります。
しかし、いくら魅力的な特徴があったとしても、出来る限り長く使っていたいのが本音でしょう。
白髪染めシャンプーやトリートメントはどのくらい日持ちするのか、日持ちさせる為にはどうすればいいのでしょうか。
白髪染めシャンプーやトリートメントは基本的に開封したら3ヶ月以内に使い切ろう!
商品によって異なりますが、基本的に白髪染めシャンプーやトリートメントの使用期限は未開封で3年以内とされています。
もちろん使用期限が記載されているだけで3年を過ぎた後も使用することが出来ますが、成分が変質して白髪染めとしての効力が徐々に失われている状態なので使用するのは止めた方が良いでしょう。
また、気を付けておきたいのは開封したら長期間の保存が出来ないということです。
特に防腐剤が配合されていない天然成分のみが配合されている白髪染めシャンプーやトリートメントは、防腐剤による悪影響を受けない分使用期限が一気に短くなります。
防腐剤が配合されていればもっと日持ちしますが、髪や頭皮への悪影響を考慮すると使用するのはおすすめ出来ません。
したがって最短で3ヶ月以内、長くても半年以内に使い切るのがベストです。
白髪染めシャンプーやトリートメントを日持ちさせる方法とは?
白髪染めシャンプーやトリートメントを出来る限り日持ちさせたいなら、保存場所に気を付けるだけで十分日持ちします。
特に防腐剤が配合されていないものは傷みやすく、様々な影響を受けてしまいます。
白髪染めシャンプーやトリートメントは高温多湿に弱い為、お風呂場に置きっ放しにしているとあっという間に細菌やカビが繁殖して使い物にならなくなるのでもったいないです。
したがって白髪染めシャンプーやトリートメントはお風呂に入る時に一緒に使うからといってお風呂場に置きっ放しにするのではなく、洗面所や脱衣所などの涼しい場所に保存しましょう。
お風呂場は自宅の中で最も湿度が高い場所なので、くれぐれも白髪染めシャンプーやトリートメントを使ったら使いっ放しにせずにきちんと洗面所などに保存するように心がけるのがベストです。
さいごに
白髪染めは定期的に使わないと、生えてきた白髪が目立ってしまうので繰り返し使うことが前提となるでしょう。
しかし、中には残った白髪染めを取っておけないものがあるので、使い切ることが出来ない場合の対策も必要になります。
ただし、繰り返し使えて何回でも残りを取っておける白髪染めなら白髪染めシャンプーやトリートメントがおすすめです。
安心・安全、そして残りも取っておける万能の白髪染めですが、くれぐれも使用期限が短いことに注意しながら使っていってくださいね。